日当たりの良い部屋で過ごしてしたノコギリクワガタの幼虫
たち。
冬を越して春が過ぎ7月頃、プラケースの外からサナギが見え始めました!
今まではこちら↓

多頭飼いの幼虫、蛹室は無事なの?

外からはサナギ一つだけが見えているのですが、他の幼虫たちはまだみたいです。
しかし、この幼虫達全部がサナギになったらどうなるんだろう。
狭い中でお隣さんを避けて蛹室を作ったりするわけもなく。。。
お隣さんの蛹室に穴が開いてくずれたら大変!
羽化不全を恐れて色々調べてみました。
結果、人工の蛹室を作る。というのが良さそうです。
早速準備をしました。
クワガタ用人工蛹室作ってみた
調べた結果このように制作していくことにしました。
オアシスを用意する。
スプーンでちょうどいい穴をあける。
指で滑らかにならす。
プラケースを消毒する。
オアシスに水を含ませプラケースに入れる。
まずはダイソーでオアシスを購入してきました。
正確には園芸給水スポンジだそうです。
本当のオアシスではないのですが、これで大丈夫なようです。

カッターで良いサイズにサクッと切ります。
切り心地がいい!サクーって!
そして、スプーンで蛹よりちょっと大きめに穴を開けていきます。
夢中で穴掘りをして写真撮り忘れた。。。
このように掘るそうです↓

穴を開けた後はちょっとガサガサするので指の腹でこすって滑らかに仕上げました。
湿ったスポンジを保存するなんて、カビにはえてくださいって言ってるようなものです。
プラケースをアルコールで消毒しました。
そして、プラケースに人工蛹室を入れて完成。
マットを少しずつ削って蛹だけを取り出して人工蛹室に入れました。
サナギって元気なのね。。。
さっそく完成した人工蛹室にスプーンでサナギを入れたのですが。
びょんびょんびょーん!
ものすごい動いて思ったように穴に転がってくれません。

ちょっと落ち着いたかな?とスプーンでそーーーっとずらすと、
びょんびょん!

動いちゃうよ。
何とか落ちないように慎重に移動しました。
びっくりした。
穴はもっと深い方が良さそうです。
ノコギリクワガタ二世代目ぞくぞく羽化!

1ヶ月ほどたって霧吹きをしようと蓋を開けると。。。
おおっ!羽化してるー!
生まれたては色が薄くておもちゃみたいですね。

どんどん羽化していきます。
人工蛹室を使ったから良かったのかはわかりませんが、みんな羽化不全にはならず羽もきれいに閉じています。
ただ。。
ちっさ。
すごく小さいです。
親の80%くらいですかね、オスは顎も小さいです。
多頭飼いだったからか、栄養が悪かったからかわかりませんがそんなちびっ子もかわいいですね。
ノコギリクワガタの羽化 結果
次々と羽化していったので、急いで新居の用意です。

少しでも飼育ケースを増やしたくなくて、メス全部とオス一匹は大き目ケースで同居中。
羽化したのはオス5匹、メス4匹。
一匹はあまり育たないうちにお空に行ってしましました。
そして、残りの1匹がサナギになることなくずっと幼虫のままでした。

羽化した大人達はそのままマットの中で、幼虫はそのままもうひと冬を越しました。
1匹だけサナギにもならずに幼虫のままなのも不思議で永遠のイモムシだったらどうしようと調べてみたのですが、加温せずに常温で飼育していると冬眠してしまって二年一化(2年かけて羽化)をすることがあるのだそうです。
そうすると、幼虫の間が長いのでその間に育って大きくなるメリットがあるので楽しみでした。
ノコギリクワガタ卵から2年後 夏
羽化したノコギリクワガタたちは餌も食べずマットの中でじ~~っとしてるだけなので、霧吹きで水分を与えるだけで特にすることはありません。
寒い時期なんかは、クワガタの存在すら忘れかけるときがあるほどです。。。ごめんね。
前の年にまだ幼虫だった最後の1匹もゴールデンウイーク頃サナギになりました!
オスでした!よかった! オスが大きいほうが見た目でわかりやすいですもんね。
先に羽化したオスたちは顎が小さめだったのですが、大きく育った幼虫はどうでしょう?
そして、成虫になった子達はいつから餌を食べるの?

ちょっと動いてるような様子がでてからゼリーを入れていたのですが、なかなか食べなかったです。

でも、いつ食べるかわからないので餌は絶やさず交換していたらいつの間にか食べてました。

そして、ついに羽化した二年一化した子がこちら。

ちょっと、水かけてしまったのですが。。。
大きくなりましたよ~!ノコギリクワガタって感じの形です!
これでみんな羽化が出来ました。
1ペアはお友達のお子さんが育ててくれるということで、お引越ししていきました。
残りの7匹とても元気です。
夏と言ったら虫!だと思って子供達とみんなでお世話しようと思っていたのですが、子供たちは興味0。
今年の夏も私一人でノコギリクワガタを愛でていきます。
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